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スタッフ×利用者座談会

「たくさんの人が集まる
賑やかな家」での
“彩り”をサポート

ALS(筋萎縮性側索硬化症)の罹患者・赤沼さち子さんの日常を支えるのは、「コロリエ」という名のサポートチーム。医療や福祉の様々な職種のメンバーで構成されています。
さち子さんが自身で名付けた「コロリエ」という名前は、フランス語で“彩る”という意味を持ち、ALSと共に生きるさち子さんの生活が、支えてくださる方たちの色で染まっていくイメージに由来しています。
そんな「コロリエ」の一員であるパーソナルアシスタント(自薦ヘルパー)は、さち子さんと「お互いに支え合う」という関係を大切に、共に日々を過ごしています。

利用者赤沼さち子

採用メッセージ

赤沼さち子です。
私は、夫と3人の子どもと一緒に暮らしています。私が罹患している進行性の難病・ALSは、子どもたちがまだ小さいうちに発症しました。夫には仕事があり、子どもたちには子どもたちの生活があります。
彼らに自身の生活を大切にしてもらいたいからこそ、家族に全ての介助をお願いするのではなく、「パーソナルアシスタントの手を借りて生きていく」という選択をし、数年が経ちました。
今では日常生活を送るにも介助なしでは難しい状態ですし、会話も特殊な文字ボードを使用しなければいけません。
「コロリエ」のみんなは、そんな私を全力でサポートしてくれ、おかげさまで私は、罹患前と変わらずに家族と暮らしながら、パーソナルアシスタントと共に生きる楽しさ、素晴らしさも知りました。
その他にも、サポートをしてくれる多くの方、発症前と変わらずに接してくれる友人達、さらには同じ症状を持つ多くの仲間たち。私が障がい者になってから、我が家は「たくさんの人が集まる賑やかな家」になりました。

Member

スタッフK.H

障がいのある方への介助職員だった経験を活かしてパーソナルアシスタントとして勤務。

2023年入社

スタッフI.A

看護学専攻の大学4年生。先輩からの紹介で「コロリエ」に参加。

2021年入社

スタッフT.H

大学病院で看護師として勤務。結婚・出産を経てパーソナルアシスタントとして復職。

2023年入社

パーソナルアシスタントのいいところ

パーソナルアシスタントの
いいところを教えてください。

利用者赤沼 さち子

三沢介護院もパーソナルアシスタントの皆さんも、私の望む生活や気持ちに寄り添って、いつも柔軟に対応していくださいます。障がい者として生活していく上で、たくさんの問題に直面しますが、ビジネスの枠を超えた“一支援者”として、私の味方となってくださるのが、三沢介護院やパーソナルアシスタントの魅力だと感じています。

スタッフK.H

仕事として入っていますが、パーソナルアシスタントとして何かを“してあげている”のではなく、さち子さんの望むことをさち子さんの指示のもと実行している、というところです。時にはご家族の方とも一緒に過ごしながら、じっくりと関わることができるのも魅力ですね。

スタッフI.A

私はさち子さんのお家にしか行っていないのですが、さち子さんとじっくり関わって、介護についても他のパーソナルアシスタントやさち子さんご自身に教えてもらうことが多いです。私自身を育ててもらっているというか、そういうところが魅力かなと思っています。

スタッフT.H

さち子さんの叶えたい思いやご希望に沿って、さち子さんの手足になって形にしていくようなイメージのお仕事だなと思っています。私は看護師の経験もあるので、医療行為が必要な場面などでも安心していただけるように、チームとして支えていけたらいいなと考えています。

日常の想い

一緒に過ごす、暮らすって、
どんな感じですか?

利用者赤沼 さち子

パーソナルアシスタントとは、同じ景色を見ながら長い時間を一緒に過ごすので、ふと同じところで笑ったり、一緒に落胆したり、感動したり...。そういう「日々の何気ない瞬間を共有できる存在がいつも側にいる」というのが、パーソナルアシスタントと過ごすことの素晴らしさだと実感しています。

そんな、いつも人の温かさがすぐそばにある今の生活が、私は好きです。

スタッフK.H

私はパートで週2回ほど勤務していて、その時によって介助の内容も様々です。さち子さんは交友範囲が広くてすごく行動力のある方なので、いつもいい刺激をいただきながら日々の暮らしのお手伝いをしています。

スタッフI.A

さち子さんの日常生活の中で、家事や介助などもお手伝いをしています。みんなが食べるご飯を作るときもあるし、さち子さんのお子さんたちが「お姉さんお姉さん」って言って話してくれたりして、楽しく過ごしています。

スタッフT.H

私は週1、2回ほどの出勤で、さち子さんの日常生活のお手伝いや、外出などに一緒に行かせていただくことが多いです。さち子さんやパーソナルアシスタントたちと色々な話をしたり、笑い合ったりする時間に、幸せや楽しさを感じています。

笑顔で過ごせる瞬間

今まで一番楽しかった時は
どんな時ですか?

利用者赤沼 さち子

一緒に旅行をした時です。旅行中、パーソナルアシスタントは普段と全く違う環境で私を介助することになります。例えば移動や宿泊先のホテルにおいて、普段の介助に応用が必要となる場面の連続でした。
でも、気持ちを合わせて一緒に考えていくと、「どうすれば、いつもと違う目の前の環境で私が過ごせるか」必ず答えが出ました。
そうやって一つひとつコンプリートしながら旅を進めていくのは、当たり前すぎて見えなくなっていた、パーソナルアシスタントとの絆や信頼を改めて感じられるようで、とても嬉しかったです。

スタッフK.H

私が実際に動くことでさち子さんが本当に望んでいる生活を実現できる力になれることが嬉しいです。一緒に行動することでいろんな経験をともにさせてもらえるのもこのお仕事の醍醐味で、自分の世界が広がっていく感じがします。

スタッフI.A

大学で看護の勉強をしていて、さち子さんのところで訪問看護の方と関わるときなど、看護についてより専門的に教えていただけることもあります。学校で学んだ知識と「コロリエ」での経験を繋げ、深い勉強になっているのが楽しいですね。

スタッフT.H

社員旅行でさち子さんとご家族の方、ご友人、同じ症状の患者様たちと一緒にディズニーシーに行ったことが思い出深いですね。日々の生活の中でも、さち子さんが何かと気遣いや感謝の言葉をくださるので、それがすごく嬉しくてやりがいにも繋がっています。

お互いが豊かに

お互いの意見や希望を
尊重しながら協力している
場面はありますか?

利用者赤沼 さち子

私はもちろんパーソナルアシスタントに生活を支えてもらっていますが、同様に「私自身も彼らの生活を支えている」という気持ちでいます。パーソナルアシスタント一人ひとりが、それぞれの思いや目標を持って私のところに来てくださっているからです。私自身も、彼らのそういう気持ちを受け止めて、それぞれの夢や目標、願う生活が叶うよう力になりたい、といつも思っています。

スタッフK.H

できないことをできないと素直に伝えることが信頼に繋がる場面があります。お互いの思いを尊重できる関係性をつくろうとしてくれるさち子さんだからこそ、責任感や寄り添うことと同時に率直であることも大切にしたいと思っています。

スタッフI.A

さち子さん自身にいろんなことを教えていただくことが多く、お互いに高め合うような関係性があるなと思いました。今は看護師の夢を追うとともに、さち子さんのところに就職したいという気持ちも芽生えていて、全てが私の成長の役に立っています。

スタッフT.H

他のパーソナルアシスタントたちのケアの細やかさや、臨機応変な対応などを見て、どうすればもっと心地よいケアが提供できるかということを学ばせていただいています。さち子さんに安心を感じていただけるように、自分自身もケアの質を高めていきたいです。

一緒に過ごしたい方

このお仕事に向いているのは
どんな人だと思いますか?

利用者赤沼 さち子

パーソナルアシスタントとは、お互いに相手の生活を大切に思い合い、尊重できる仲でいたいです。ですから、自分自身の生活を大切にしている方と、一緒に過ごせたらいいなと思っています。
私は進行性の病気で常に生活も変化していきますが、これからもパーソナルアシスタントのみんなを信じて、日々、その時々を大切に過ごしていきたいです。

スタッフK.H

私たちが支えているのは、あくまでもさち子さん自身の生活です。常識や固定観念にとらわれず、さち子さんご本人がどうしたいかを考え、大切にできる方が適しているのではないでしょうか。

スタッフI.A

私はパーソナルアシスタントをしていて、沢山の人と関われることが楽しいなと思っています。さち子さんもそうだし、さち子さんを取り巻く方々(ご家族やほかのパーソナルアシスタントなど)とのつながりを楽しめるような人が、向いているんじゃないかって思っています。

スタッフT.H

さち子さんの心に寄り添える方。素直さや思いやり、責任感のある方。自分自身の心が安定していないと気づくべきことにも気づけないと思うので、自分のメンテナンスも大切だと感じています。

毎日に彩りを

~「共に生きる介護」を目指して~

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